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吹き付け石綿とは?

皆様こんにちは!

 

大阪府藤井寺市で解体工事をさせていただいている株式会社スカイ・リクエストです!

 

今日は、多くの古い建物に潜むリスク、「吹き付け石綿」について詳しくご紹介します。

 

この記事を通じて、吹き付け石綿の基本情報、健康への影響、識別方法、

そして安全な除去方法について理解を深めていただけるかと思います!

 

特に、建物の解体やリノベーションを考えている方は、ぜひ最後までお読みください!

 

 

 

 

 


 

■吹き付け石綿とは?

 

 

吹き付け石綿とは、過去に建物の断熱材や防音材として広く使用されたアスベスト(石綿)を含む材料の一種です。

 

具体的には、石綿繊維を特定のバインダーや接着剤と混ぜ合わせ、

液体状にして壁や天井にスプレーして塗布する方法で施工されました。

 

この技術は、特に1970年代から1980年代にかけて人気がありました。

 

 

 

【特徴と用途】

 

吹き付け石綿は、優れた断熱性と防音性を提供するため、多くの商業施設や学校、住宅などで利用されていました。

 

また、火災時の炎の進行を遅らせる防火材としての機能もありました。

 

 

【健康へのリスク】

 

石綿は、その微細な繊維が肺に入ると健康を害する可能性があることが明らかになりました。

 

石綿繊維を吸入することで、アスベストーシスや肺がん、悪性中皮種といった深刻な疾患を引き起こすリスクがあります。

 

 

【現在の取り扱い】

 

石綿の危険性が広く認識されるようになってからは、多くの国で新たな建設材料としての使用が禁止されています。

 

ただし、既存の建物に残る吹き付け石綿は、特別な手法を用いて安全に除去する必要があります。

 

そのため、吹き付け石綿が施工された建物の解体やリノベーションを行う際には、適切な安全措置と専門的な知識が必要です。

 

 

 


 

■石綿の種類と使用歴

 



石綿(アスベスト)は、その耐熱性、耐腐食性、および絶縁性の特性から、過去に広く使用されていた鉱物です。

 

ここでは、石綿の主な種類とその使用歴について詳しく解説していきます。

 

 

 

【石綿の主な種類】

 

 

石綿は大きく六つの主要なタイプに分類されますが、

その中でも特に建材として使われていたのは次の三種類です。

 

 

クリソタイル(白石綿)

 

最も一般的に使用されていた石綿で、全石綿使用量の約90%を占めていました。

柔軟性があり、繊維が細かいため、吹き付け材料や絶縁材、屋根材などに使われていました。

 

 

アモサイト(茶石綿)

 

耐熱性が高く、主に工業用途や高温を扱う環境で使用されていました。

石綿セメント製品、断熱材、いくつかの防火製品に利用されていた。

 

 

クロシドライト(青石綿)

 

強度が高く、耐腐食性に優れているため、特に海洋関連の製品や酸を扱う環境で使用されていました。

しかし、その繊維は非常に細く、健康へのリスクが高いとされ、現在はほとんど使用されていません。

 

 

 

【使用歴】

 

石綿は、20世紀初頭から1970年代にかけてその利便性から建材、

自動車部品(ブレーキやクラッチパッド)、断熱材として広く利用されました。

 

特に戦時中や高度経済成長期には、その生産量と使用量が急激に増加しました。

 

しかし、1970年代に入ると、石綿繊維が引き起こす健康リスク(アスベストーシスや肺がん、中皮腫など)が

次第に明らかになり、多くの国でその使用が規制され始めました。

 

 

日本では、2006年に建材としての新たな石綿の使用が全面禁止されましたが、

既存の建物や製品に含まれる石綿に関しては、適切な管理と除去が求められています。

 

 

現在、石綿含有材料の取り扱いは非常に厳しく規制されており、専門の業者による安全な除去作業が必要です。

 

 



 

 

■吹き付け石綿の健康への影響

 


 

吹き付け石綿はアスベスト(石綿)を含む建材で、特に20世紀中盤に広く利用されていました。

 

その微細な繊維が空気中に放出されると、人体に有害な影響を及ぼす可能性があります。

 

以下は、吹き付け石綿が健康に与える主な影響です。

 

 

 

【主な健康リスク】

 

 

アスベストーシス

 

長期間にわたり石綿繊維を吸入することにより、肺に繊維が蓄積し肺線維症を引き起こす病状です。

これにより肺の弾力性が失われ、呼吸困難を引き起こします。

アスベストーシスは進行性であり、治療が非常に困難です。

 

 

肺がん

 

石綿の吸入は、肺がんのリスクを顕著に高めることが多くの研究で示されています。

特に、吹き付け石綿の繊維は肺に容易に留まるため、肺がんの発症率が高くなることが報告されています。

 

 

中皮種

 

石綿曝露により最も恐れられるのが中皮腫です。

これは主に肺の外膜である胸膜に発生する種類のがんで、非常に攻撃的で予後が悪いです。

中皮腫は石綿繊維の直接的な影響により発症し、発見が遅れがちです。

 

 

その他の疾患

 

石綿繊維は、喉や消化管など、他の臓器にも影響を及ぼすことがあります。

また、慢性的な炎症を引き起こし、免疫系にも影響を与える可能性があります。

 

 

 

【防御策と注意点】

 

適切な管理と除去:石綿含有材料がある場合は、専門の業者による安全な除去が必要です。

 

個人防護具の使用:石綿を取り扱う際には適切な防護具(マスク、保護服など)を着用し、
         繊維の吸入や皮膚への接触を避ける必要があります。

 

継続的な健康監視:石綿に曝露された可能性のある人々は、定期的な健康診断を受け、早期に問題を発見することが重要です。

 

 

吹き付け石綿の健康リスクは非常に深刻であり、

その取り扱いや除去には最大限の注意と適切な知識が必要です。

 

 

 

 

 

■吹き付け石綿の識別方法

 

 

吹き付け石綿はその外見だけでは他の建材との識別が困難な場合が多いため、

正確な識別のためには専門的な知識と手法が必要です。

 

以下は、吹き付け石綿を識別するための主な方法です。

 

 

 

【建物の調査】

 

建築年代の確認:吹き付け石綿が使われていた可能性が高いのは、特に1970年代から1990年代にかけての建物です。

        建物の建設年代やリノベーションの歴史を調べることが第一歩となります。

 

既存の建築文書のレビュー:建物の設計図や改修履歴、使用された材料のリストなどを精査することで、

             石綿使用の証拠を見つけ出すことができます。

 

 

 

【専門家によるサンプリングと分析】

 

 

サンプル採取:専門家が建物の異なる部分から少量のサンプルを安全に採取します。

      このプロセスは石綿繊維を空中に放出するリスクを最小限に抑えながら行われます。

 

実験室での分析:採取したサンプルは実験室に送られ、顕微鏡やX線回折などの技術を使用して石綿の有無を検出します。

        この分析により、石綿の種類や含有量も確認されます。

 

 

 

【視覚的な識別のためのヒント】

 

 

外見の特徴:吹き付け石綿は一般に粗いテクスチャーを有し、
      しばしば白っぽい色をしていますが、これだけでの識別は不確実です。

 

場所と使用目的:石綿は主に断熱材や防音材として使用されていたため、

        これらの目的で使用されている可能性のある場所を重点的に調べます。

 

 

 

【補足的な技術】

 

 

赤外線分析:特定の場合には、赤外線分析を通じて石綿の特定が行われることもあります。

 

空気品質のテスト:建物内の空気サンプルを分析することで、石綿繊維の存在を間接的に確認することができます。

 

 

吹き付け石綿の正確な識別と評価は、適切なリスク評価と安全な除去作業を計画するために不可欠です。

したがって、専門的なアプローチを採用し、経験豊富なプロフェッショナルに依頼することが推奨されます。

 

 


 

 

■最後に

 

 

 

このブログでは、「吹き付け石綿」について、その定義、用途、健康へのリスク、
そして現在の取り扱い方法について詳しく解説させていただきました!

 

かつてはその優れた断熱性や防音性、防火性によって広く利用された吹き付け石綿ですが、

その健康への潜在的リスクが明らかになり、現在では使用が厳しく制限されています。

 

既存の建物に残る吹き付け石綿の安全な取り扱いは、専門的な知識と技術を要するため、

解体や改修作業を行う際には、適切な手順を踏むことが重要です。

 

 

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  • 2025.09.18
  • 解体工事コラム
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